楽しさを共有できない人たちとは(東京旅行の感想 最終回)
BSディム。西に住むブスなオカマ。毛深い。
童話。東京と埼玉の狭間で揺れる大学生。根深い。
最悪だった飲み会
さて、東京旅行の感想も今回で最後になりました。最終回では「楽しさを共有できないタイプの人間」というテーマで語りたいと思います。ディムさんと僕はこのたびの東京旅行で「最悪な飲み会」に参加したわけですが、そこでいろいろ思うところがあったんですよね。
わぁ、LINEの画面に雪が降ってるよ!あ、ガラケーじゃ表示できないから、童話くんとは楽しさが共有できないね。
うまいこと言ってんじゃないわよ!仕事オカマ!イヴも仕事!
うるせぇわよ。平日なのに仕事を休む男のほうがどうかと思うわよ。
そういえば、浅草寺のおみくじで凶を引いたのは、その「最悪な飲み会」が開催される直前だったわね。おみくじの結果がすべてを表してるわよね。あ、でも童話くんは中吉だったっけ?幸せのハードル低すぎない?
中吉が嘘のようにクソな飲み会でしたね…プライバシーな話題は避けるとして、何が一番問題だと思いましたか?あの飲み会。
飲み会って、おいしいお酒とお料理を囲んで、とりとめのない話をしながら人間関係を深めるものだと思っていたのだけど、それらが共通の認識ではなかったのよね。飲み会の経緯と状況を簡単に説明してよ、童話くん。
はい。まず僕とディムさんともうひとりの友人は、3人で浅草にいたんですよ。で、上野に買い物に行くついでにまた別のとある友人が開いていたオフ会に顔を出したわけです。
最終的に僕ら入れて8人くらいでしたっけ。まぁ安いだけが取り柄のうるさい酒場で飲みましたね。味は何も覚えてません。
初対面同士が多かったので、普段どんなことをしているのか等、一応仲良くなるための会話をしようとしたのですが、ことごとく無反応で、盛り上がりは一切ないまま、会が終わりました。
補足ありましたらお願いします。
そうね、そんな感じだったわ。
なぜこういうことが起こったのかしら?童話くんは何が一番の問題だったと思う?
一番の問題は、僕らの立ち位置が理解されなかったことでしょうね。
私たちはどういう立ち位置だったんだろう?これまで意識したことがなかったけど。
僕らは一言でいえば「仲良くなる気があるホスト」なんですよ。オフ会を主催することも多いし。でも実際は「仲良くなれればいいな、くらいのゲスト」が普通なんです。だから違和感を抱かれたのでしょうね。何だコイツら、と。
そういった温度差は多大に感じたわね。
確かに、別に彼らは私たちと話したいわけじゃなかっただろうし、会話の内容やテンポが合わなければ、お互いに居心地が悪くなってしまうのは必然かもしれないわね。
私たちはどう振る舞うのが正解だったのかしら?
楽しくない&仲良くなれない、という点に目をつぶるなら、質問待ちスタンスがベストだったと思います。もちろん質問はほとんど来ないと思いますが、平和で退屈な時間が過ぎて終わるでしょうね。
どちらにしろ私たちはキレてたってことね。
そうです。そこでテーマです。
「楽しさを共有できない人とは」
これです。
楽しさを共有できない人、とは
楽しさを共有できないのは相手でもあり、私たちでもあるのね。
はい。これだけうまくいかなかったのは状況や立ち振舞いなどではなく「価値観」あるいは「人間性」のラディカルな違いが原因であるとしか思えません。どちらが良い悪いではなく、双方の人間性の分析をしましょう。
らでぃかるってどういう意味?オラオラガテン系イケメンノンケの腹直筋と関係ある?
関係ないです。根本的、という意味です
インナーマッスルってことかー!!
そうです。
チッ
理不尽すぎるでしょ。オタクっ子かよ。
人間性で言えば、彼らは清く正しく、純粋だったのかもしれないわね。ゆったりと、相手に何も求めず、ただその場にいることがコミュニケーションになる。そういうコミュニティで過ごしてきたのかも。
興味深い意見です。逆に考えるなら、僕らは「ガツガツと求めあって何か爪痕を残すことを至上命題にする汚れたイリーガル芸人」ということになりますね。
そういうことよね。
妖精の国の妖精たちをピコピコハンマーで殴りながら「おい何か言えよ!おもしれぇだろコラ!おいコラ!!」って言ってるようなものよ。さすがにかわいそうよ。
ただ、僕らほどイリーガルじゃなくても、ちゃんと僕らが好きになれる友人もたくさんできたわけじゃないですか。この一年。そこについて考える必要がありますよね。
それは私たちのことをツイッターで知ってくれてる人たちばかりだったからじゃない?コミュニティって、"コミュニケーションの取り方の根本が同じ人たち"が集まって形成されるものなのかもね。
私がオカマなのに同じオカマと上手くコミューケーションが取れないのはそのせい?
なるほど、それはスッと腑に落ちる説明ですね。コミュニケーションの取り方の根本が、ツイッターのアカウントに露出しているから、それを知ってくれている人とは「楽しさを共有」しやすいというわけですね。
おそらくオカマの件もそのせいです。
戦争もなくならないわけよね。もうオカマコミュから抜けるわ、私。
Twitterコミュにもそこまで馴染んでないのは何なんでしょうね…
何なんだろうね…見えてきたわ、孤独死…
俺がいますよ…
ありがとう…でもごめん、タイプじゃないの…
編集後記(童話)
はい、東京旅行の感想はこれにて閉幕です。いつまで感想喋ってるんだよ、タモリか(タモリではないですね)。宮根誠司に怒っていたら連休が終わりました。皆さまは年の瀬を楽しんでいますか。僕とオカマは毎日LINEをしています。読者があってこそのLINEです。皆さんのせいで僕はオカマとLINEをしています。来る日も来る日もオカマジョークをスルーしています。年の瀬ですよ。年の瀬。年の仙一。SEX!!!
・本日の教訓
童話はディムさんのタイプじゃない