フクロウと広瀬すずの共通点

　BSディム。西に住むオカマ。ドライアイがひどい。

　童話。東に住むノンケ。肺炎。

バズる気がしない

　ブログ、予想に反してなかなか継続していますね。10記事も目前です。これまでを軽く振り返ってどう感じますか？

　もう10記事！？適当にしゃべってるだけだから、まったくブログを更新してる感じがしないわ。

　これが7記事目かな？
　本当ですね。実感がわきません。会話だと無から形が生まれやすいので楽です。生みの苦しみがないですね。

　10記事までけっこうあるわよ！なんでちょっと盛ったのよ！！

　四捨五入すれば10ですし、ちゃんと目前って言ったじゃない。正月ボケですか？

　なんでよ！「あけましておめでとうございます！さて、2020年も目前ですね〜」って宮根さんが言い出したら何言ってんだコイツって思うでしょうが！それと同じよ！

　宮根は何を言っても「何だコイツは」となるので喩え話としては不適切です。五郎丸が「2020年のオリンピックが目前に迫り〜」から始まる決意表明をしていたらどう感じますか？

　目前です。

　本当にこんなんでいいんですかね(笑)

　そうよ。申し訳なくなってくるわ。
　私たちは適当にしゃべってるけど、世間のブログはどうやって話題を集めているのかしら？

　いわゆる「バズる」ってやつですね。その気配がないですよね、僕らのブログには。ウンコみたいな会話をそのまま晒しているだけなので、当たり前な気もしますが。

　そうね、バズる可能性がまったくない記事ばかりよね。ブロガーと呼ばれる人たちがどうやってヒット記事を生み出しているのかを参考にしたいわね。

　僕らはブロガーという存在に無知ですね。いま広く読まれているのはどういったサイトなんでしょう。

　そうね、まずは私たちと同じジャンルのブログで、各ブログサービスの中でも最もアクセス数の多いサイトを参考にしましょう。
　でも、私たちのブログのジャンルって何なのかしら？

　そこからですよね。例えばWIRED.という有名なサイトがありますが、あれは最先端テクノロジーです。ファッションサイトでもいくつか広く読まれたものを指摘できます。翻って僕らは……雑談、ですね。雑談サイトの頂きに位置しているのはいったい？

　「雑談ブログ」で検索しても、書き手がひたすら孤独に好きなことを書いてるブログばかりだったわ。それに、2人で雑談をしているサイトなんてまったく見当たらないわね。
　童話くんのほうは何か見つかった？

　見当たらないです。対談ブログはいくつか見つかりましたが、どれもこれも「専門家やトップランナー」による「ありがたい対談」のオンパレードです。僕らみたいに「素人」が「ちょっと込み入った対談」をするブログは無いですね。
　また、アーティスト同士だったら音楽について語りますし、ウェブデザイナー同士だったらネットについて語るでしょうが、僕らはそういった「これについて語れ」みたいな縛りがないですよね。扱うテーマは完全に自由です。

　ジャンルを絞ってたり、著者のキャラクター性がはっきりしているブログは読まれやすいってことね。
　ここはオカマとノンケの往復書簡だから……最悪、国内外のイケメン画像を貼り付けるだけのブログにしよう。

　ジャンルの固定は必要ですね。僕らのブログでは「役割」の固定くらいしかないので、雑談の域を出ません。このあたり、もう少し突き詰めたいです。
　そこで、試したいことがあります。極端なテーマ、つまり「僕らがおよそ会話できそうにない事象」について、一度対談やってみましょう。これがある程度形になれば「僕らは（没個性であるが故に）何でも扱える」という自信になりますし、失敗したらネタになります。

　およそ会話できそうにない事象か……。

 フクロウと広瀬すず

　フクロウ。フクロウについてかしら。まったく興味がないわ、フクロウの生態。

　いったくないですね。フクロウについて見識を深めながら議論になりそうなテーマを見つけましょうか。

　そうね、もしフクロウを深堀りすることが無理そうなら、この話はそっと闇に葬りましょう。

　わかりました。葬る気で頑張りましょう。
　まずそもそもフクロウって何なんですか？僕ガラケーなんで調べてください。

　んもう、分かったわよ。私がスマホを駆使して調べるわよ。ちょっと待ちなさい。

　ありがたいです。僕は新大阪で新幹線に乗りました。自由席なのに座れたのは日ごろの行いですね。

　フクロウはね、フクロウ目フクロウ科フクロウ属フクロウなんですって。もう単にフクロウでいいじゃない、なんなのこれ。
　主食は小動物で、ネズミ、モグラ、小型の鳥、カエルや昆虫も食べるそうよ。羽音を立てずに獲物に近づいて、足の爪で締め殺すんだって。（参照：wikipedia）
　ねぇ、全然かわいくないんだけど、ここからフクロウを好きになれる要素が果たしてあるのかしら。

　えらく凶暴ですね。何故か「可愛い」と持て囃されているきらいがあります。どこかに秘密があるのでしょう。
　そう言えば「目が可愛いのはネコとフクロウ」と言っていた人がいました。造形の可愛さに関してディムさんはどう思います？

　ネコとフクロウ、共通してるのは丸っこさよね。瞳はもちろん、体も丸いからトゲがない。サイズも生まれたての人間の赤ちゃんくらいだし、愛でるには最高の条件が揃ってるんじゃないかしら？

　「愛でるための条件」って興味深いですよね。大多数の人間に共有されている。もちろんヘビやカマキリが好きな人もいますが、ネコ好きより圧倒的に少ない。「愛でるための条件」は、感覚的に共有されていて、疑う余地がない。だからフクロウのような凶暴な猛禽類にも平気で「可愛い〜」と宣うのでしょうね。

　フクロウは、その可愛い見た目とは裏腹に、ネズミなんかは丸呑みする場合もあるみたいよ。広瀬すずみたいな生き物よね。
　人はなぜ丸っこくてフワフワしているものを可愛いと認識するのかしらね？私も正月に4kgくらい太って丸っこい上に、会社での立ち位置もフワフワしているというのに、まったく可愛いと言われないのは納得いかないわ。

　由々しい問題ですね。ゆるキャラがあんなに持て囃されたのも何か関係がありそうです。
　人はフクロウが獰猛なことを知っても「そこがまたいい！」と解釈しそうです。ギャップなどと簡単に言いますが、そんなもん可愛い奴とイケメンの専売特許でしょう。何だあの「ギャップ」って言葉は。腹立ってきた。

　あの鋭い爪で人間の目を潰したり、耳を引きちぎった事例もあるんですって。広瀬すずみたいな生き物よね。
　ギャップって、自分に害がなければ萌えに繋がるのかもしれないわね。いくらイケメンでも、デートのときに油で全身テカテカだったらさすがに嫌よ。そういうのは夜だけにしてよって怒っちゃうわ、私。

　フクロウカフェなんてのもあるらしいですよ。ディムさんの理屈でいくと広瀬すずカフェもあると思ったのですが、見つかりませんでした。
　あと驚愕の情報です。何と一羽10万～40万するらしいです。高い。

　フクロウカフェ！すごい、そんなカフェがあるんだ。狩猟会の人が集まるんでしょ？
　フクロウって結構高価な生き物なのね。まぁ広瀬すずのギャラよりは安いけど。命に値段をつけるのもどうかとは思うけど、値段については全く可愛くないわ。餌代はどれくらいかかるの？

　餌代というより、餌のあげ方がシビアすぎて笑っちゃうんですけど、何とマウスを自分でかっさばいて生肉として与える必要があるみたいです。
　このサイト（フクロウ飼育の基礎知識(1)）めっちゃ面白いんですけど、その中でも名文がありました。引用します。
”無理やり人間の都合に合わせるのではなく、人間の方がフクロウに合わせたフクロウ優先の生活を考えるべきでしょう。”

　フクロウ優先の生活！？かなりのフクロウ愛がなきゃ無理ね、それ。インコみたいに適当にガサガサっと穀物をあげておけば喜んでくれるような鳥じゃないのね。私には絶対にムリだわ。広瀬すずに毎日ごはんを作ってあげるようなもんでしょ。

　相当生活を縛られるらしいですね。広瀬すずに生活縛られるの嫌だな。タバコとか吸わせてもらえなさそう。
　ランニングコストもかなりかかりそうなので、庭つき一軒家くらいの小金持ちしか出る幕なさそうですね。

　金がかかって、自分の生活も捨てなきゃならない、自分の手を汚さないと飯を食わせられないだなんて、ノワール小説に出てくる悪女そのものだわ！
　それでも人を惹きつけるのは、やはりその美しさ、可愛らしさなのね。これがフクロウと同じサイズのダンゴムシの話だったら誰も飼ってないと思うわ。

　そうですね。可愛さは人の生活を変える力がある。ディムさんだって、五郎丸に出会ってからすべてが狂いましたもんね。

　あら、童話くんも私の妖艶な美しさに人生が狂ってしまったひとりなんじゃない……？

　いま気が狂いそうです。

編集後記（童話）
　肺炎でっす！！！ どうも、皆さんの目を静かに汚していくブログ、ついに七記事目です。キリが良いですね。キリが良い美玲。
　”オカマとノンケ”でエゴサーチをすると、なかなか褒めてもらっていて嬉しくなります。皆さん、もっと褒めてください。コメントでもツイートでも拡散でもいいです。どんな形であれ、僕とオカマは「承認欲求」を満たすことができます。快楽鳥を舐めないでください。すべてを糧にし、すべてをエンジンにする。そうしてこの車は走っています。（隠喩の良い例です。）更新頻度はそれなりですが、これからもよろしくお願いします。

・本日の教訓
命に値段はつけられない

フクロウのすべてがわかる本―生態・飼育・繁殖・訓練

広瀬すずファースト写真集「suzu」